堀聖史「甘い目」

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このたびBambinart Galleryでは、堀 聖史（ほり さとし）個展「甘い目」を開催いたします。
1996年北海道札幌市に生まれた堀は、2021年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、今春、東京藝術大学大学院油画第3研究室を修了しました。2019年の初個展「ランタイムのともだち」以来、「まなざし仮面」（2020）、「ヘアリー・フェアリー」（2021）、「過去虹」（2022）と弊ギャラリーにて新作個展を開催したほか、CAF賞2020などに参加しています。

「“甘い目”というタイトルは、はじめ“甘い星屑”という言葉だった。SFっぽい響きがあって気に入っていた。〈全てが元々は星屑で、実は今も星屑で、それが地球と目との間に風景を作っている。風景は地球に帯びたオーラだ。奇跡だ。〉そんなふうに想像した。しかし、奇跡すら、ただそれだけのこと、として日常がある。私は風景の只中にいて、私の目は、なんでも見えると思って、いい気になる。何にでも感動しようとし、詳しく見ようとしてしまう私の目が、もっと大人しく、弱く、甘くなれば。そしたらイメージとしてではなく、事実として絵ができていくはずだ、と思った。それで、星屑を目に変えた。」（堀聖史）

本展では、イメージが具体化する一歩手前の抽象と具象のはざまを行き来しながら描いたと話す堀の新作９点と修了制作から３点を発表します。

どうぞご高覧ください。